非移民(Nonimmigrant)とは、米国市民権を持たない外国人で、限られた期間、限られた目的でのみ米国への入国を許可された人のことです。非移民は、通常、非移民ビザを取得して米国に入国します。ただし、日本を含めた一部の国の市民は、ビザ無しで最高90日間条件付で米国に滞在することが可能です()。
非移民ビザは、観光や出張で渡米する人、一定期間米国内で仕事をする人、米国に留学する人など、それぞれの渡米目的に応じて20種類以上のカテゴリーに分かれています。その中には、米国内での就労が許可されているものと、就労は禁止されているものがあります。非移民ビザで入国する場合は、決められた期限内のみ米国内に滞在することが許可されており、多くの場合、滞在期限が切れたら自国へ戻る意志を示さなければなりません。
米国内での就労を許可する非移民ビザを申請するには、米国内の雇用主から特定の職のオファーを受けて、その雇用主がビザのスポンサーとなる必要があります。あるいは、学生のプラクティカルトレーニングや、LビザやEビザ保持者の配偶者の場合のように、移民局から労働許可を得て就労できる場合もあります。
非移民ビザで入国するには、通常、2段階のスクリーニングを通過しなければなりません。まず第1段階では、米国大使館あるいは領事館の米国国務省の審査官が、申請者にビザを発行するか否かを判断します。その際、ビザ申請者の渡航目的とビザのカテゴリーがマッチするか、さらに申請者が米国に入国を許可される条件を備えているか(例えば、犯罪歴があるか否か等)が審査されます。非移民ビザが発給された場合、第2段階として、米国入国の際に(空港や港、国境等)移民局の入国審査官が、渡航者の適格性を再審査し、米国での滞在期間を決定します。通常は、入国時に発行される入国カード(フォームI-94)に、ビザの種類および滞在期限が明記されています。非移民ビザの種類によっては、大使館あるいは領事館でビザ申請を行う前に、雇用予定のスポンサーがあらかじめ移民局から申請許可を得ていなければならないケースもあります。
非移民ビザは、種類によっては、申請者の家族(配偶者および未成年の子供)も同時に申請できます。ただし、一部のビザを除いては、申請者本人が就労を許可されていても、家族の米国内での就労は禁止されています。
非移民ビザのなかには、年間の発行数が制限されているものもあり(例えばH-1BやH-2Bビザ)、制限数に達した後は、移民局の次期会計年度まで新規ビザは発行されません。 |